ITO Thailand Hygiene Blog
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食品のサステナビリティ(持続可能性)
今日、食品のサステナビリティ、原材料がどこから調達され、どのように処理、配布、梱包され、環境にどのように影響するかは、現代および将来の世代にとって重要な問題と見なされています。
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6 important hygienic designs for food industry
食品産業にとって衛生的な設計は、法令、基準 、製造許可証申請の側面において、また、消費者、社会への責任という意味で大変重要なことです。食品が安全で持続可能性 のある社会のため、今回、ITO Thailandでは、食品工場の設計から既存の旧システムの改善までにおいて衛生面で配慮しなければならない6原則をご紹介します。
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ポストバイオティクス
COVID-19 パンデミックの間とその後、人々はいくつかの選択肢からなる免疫力を強化する方法を検討してきました。ビタミン C、プロバイオティクス、プレバイオティクス、さらにはシンバイオティクスは、免疫力を高めるだけでなく、より健康的な生活に貢献するため、話題になっています。プロバイオティクスは生きたバクテリアであり、体、特に消化器系の健康に有益な酵母であり、ヨーグルト、ザワークラウト、キムチ、味噌、納豆、ピクルスなどの発酵食品に含まれています 。プレバイオティクスは、全粒穀物、果物、野菜などの健康な繊維を大量に含む食品であり、プロバイオティクス(人体の健康な細菌)の食物のように機能し、それらの成長を助けます。しかし、プレバイオティクスとプロバイオティクスの消化による副産物または廃棄物であるポストバイオティクスは、有害な細菌の増殖を停滞させるビタミン B、ビタミン K、アミノ酸、抗菌ペプチドなどの栄養栄養素が詰まった機能性生物活性化合物と見なされています 。
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従業員という小さなものが巨大な製造ラインへ
品質の良い安全な食品を製造する上で、製造ラインの従業員は、歯車の重要な一つとなります。したがって、組織の人材開発への配慮は、持続可能な食品の基準維持と組織の長期的な安定性向上において非常に重要なものとなります。
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大麻
タイは、麻薬リストから大麻を削除し、その改正が2022 年 6 月 9 日に発効された、アジア地域で正式にマリファナを合法化した最初の国です。政府は、医療、観光、社会問題、レクリエーション、および政治など多くの理由で大麻の合法化に熱心でしたが 、この法律は、大麻使用の規制と制限がまだ不明確であり、大麻の誤用に対する懸念が高まっているとして、学者と医療関係者の間で論争を巻き起こしています。このブログでは、タイでの大麻の合法化、大麻とヘンプの違い、医療効果、欠点、および市場における大麻製品の例について説明します。
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Food Security
食料不足の問題は、長期にわたる世界的大問題であり、1996年には世界食糧サミット(World Food Summit)の場で食料安全保障(Food security)の問題が取り上げられています。食料安全保障とは、良好な生活と健康のための食料面の需要及び満足に見合った栄養価のある安全な食料を誰もが平等に保有及び入手できることをいいますが(FAO, 2008)、この問題は、災害、戦争、伝染病等の危機が発生した時、さらに重大なものとなります。したがって、ここでは、食料安全保障の主な4要素、世界の食料安全保障と栄養状態の現状、主要な要因、そして問題に対する持続的な提案についてお話ししていきたいと思います。
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Pandemic impact on Food Industry
パンデミックの世界的蔓延が始まってから2年余りとなり、現在、患者・死亡者数は600万人を超えています(World Health Organization, n.d.-b)。また、影響は各界に及び、食品産業も例外ではありません。今回は、食品及び容器のウイルス汚染に対する安全性、ウイルスの食品産業への影響、食料安全保障、そして、持続的な問題解決の指針についてお話しします。
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原材料の管理(青果製品)
前の記事では肉類の管理についてお話ししましたが、今回はもう一つの重要な材料、野菜と果物について取り上げたいと思います。野菜と果物の管理における安全性と品質のための原則にはどのようなものがあるのでしょうか。農場から始まり、加工工場、食べることができる状態の製品となるまでのプロセスにおいて、食品科学に基づき正しい、様々な汚染リスクの防止と保管の方法についてみていきましょう。
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食品の保存期間に影響を与える要素(パート2:外部/環境要因)
食品自体による要因の他に、外部要因や環境要因も食品の劣化率や食品内の化学反応の発生率に影響を与えます。従って、食事の保管期間の記載においては、保管する環境についても記す必要があります。表記されている期日は所定の環境下で保管することを前提としているからです。所定外の環境下で保管した場合、食品の劣化率が早まりラベル上に記載されている期日よりも早く劣化してしまう可能性があります。
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食品の保存期間に影響を与える要素(パート1:内部要因)
食品の保存期間は何によって変わるのでしょうか?どうして自分の食べ物はラベル上に記されている消費期限よりも早く悪くなってしまうのでしょう?
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食材管理(肉類製品)
良い食品には上質で良い食材が欠かせないことは確かでしょう。ただし、この「良い」というのは必ずしも高価であったり高級であったりする必要はありません。これは食材が新鮮で汚染物質が含まれておらず栄養素があり身体にとって有益であることを意味します。
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食品偽装
食品の安全性は私たちが無視することのできないとても大切なことです。前章では食品防御(フードディフェンス)について触れました。 もう一点私たちが言及せずにはいられない食品の危険性は、食品偽装(フードフラウド)です。