ITO Thailand Hygiene Blog
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大麻
タイは、麻薬リストから大麻を削除し、その改正が2022 年 6 月 9 日に発効された、アジア地域で正式にマリファナを合法化した最初の国です。政府は、医療、観光、社会問題、レクリエーション、および政治など多くの理由で大麻の合法化に熱心でしたが 、この法律は、大麻使用の規制と制限がまだ不明確であり、大麻の誤用に対する懸念が高まっているとして、学者と医療関係者の間で論争を巻き起こしています。このブログでは、タイでの大麻の合法化、大麻とヘンプの違い、医療効果、欠点、および市場における大麻製品の例について説明します。
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食品安全 / 品質モニタリング技術
食品が製造された後、保存可能期間 を決めるのは品質(色、匂い、食感、味等)と安全性(病原微生物、毒性のある微生物等)です。
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AI technology in Food industry world
AI技術によるHACCP支援手洗いシステム導入事例
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食品産業における有害生物防除
有害生物は、食品製造上の衛生管理における大問題の一つです。というのも、原材料や用具をかじって損害をもたらしたり、糞で汚したり、ゴミをあさり散らかしたり、様々な損害をもたらすからです。それらの生物や生物の一部分(犬や猫、ネズミなどの毛、虫の羽、虫の脚など)、分泌物や糞は食品を汚染しますし、病気を媒介することもあります。寄生虫や微生物は食品を劣化させたり、アレルゲンとなったりもします。こうした生物は、たとえば穀類に付着していた蛾の卵や、野菜や果物の中のショウジョウバエなど原材料に混入して工場内に侵入することがあります。また、従業員が工場に入る前に虫の死骸を踏んでいたり、靴の履き替えや消毒が適切に行われていなかったりすることで従業員に付着していることもありますし、飛ぶ虫や鳥の糞の場合は、扉の開閉時、隙間や穴、排水管や排気管から生物が出入りしていることもあります。
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Food Security
食料不足の問題は、長期にわたる世界的大問題であり、1996年には世界食糧サミット(World Food Summit)の場で食料安全保障(Food security)の問題が取り上げられています。食料安全保障とは、良好な生活と健康のための食料面の需要及び満足に見合った栄養価のある安全な食料を誰もが平等に保有及び入手できることをいいますが(FAO, 2008)、この問題は、災害、戦争、伝染病等の危機が発生した時、さらに重大なものとなります。したがって、ここでは、食料安全保障の主な4要素、世界の食料安全保障と栄養状態の現状、主要な要因、そして問題に対する持続的な提案についてお話ししていきたいと思います。
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Pandemic impact on Food Industry
パンデミックの世界的蔓延が始まってから2年余りとなり、現在、患者・死亡者数は600万人を超えています(World Health Organization, n.d.-b)。また、影響は各界に及び、食品産業も例外ではありません。今回は、食品及び容器のウイルス汚染に対する安全性、ウイルスの食品産業への影響、食料安全保障、そして、持続的な問題解決の指針についてお話しします。
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光学式文字認識(OCR)による組織のデジタル時代への適応
光による文字の読み取り、またはOCRという名で知られていますが、これはスキャンした文書や各物体に印刷された画像などのデジタルファイルから文字を識別する技術です。システムは、カメラやスキャナーなど画像を受けるハードウェアと文字を読み取るソフトウェアで構成されています。
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現代の食品産業とコンピュータビジョンを取り入れた人工知能(AI)の役割
昨今の食品業界において、とても多くの技術が役に立っています。生産力の増強や精度の向上、業務効率の向上、原材料や資源の損失の削減、汚染の削減、人出不足問題の削減、危険性の高い場所での作業などが挙げられます。
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原材料の管理(青果製品)
前の記事では肉類の管理についてお話ししましたが、今回はもう一つの重要な材料、野菜と果物について取り上げたいと思います。野菜と果物の管理における安全性と品質のための原則にはどのようなものがあるのでしょうか。農場から始まり、加工工場、食べることができる状態の製品となるまでのプロセスにおいて、食品科学に基づき正しい、様々な汚染リスクの防止と保管の方法についてみていきましょう。
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オーガニック食品
昨今、ヘルスケアや運動、オーガニック食品の消費の人気が高まっており、様々な食品がデパートやスーパーマーケット、またオンラインで販売されています。商品の多様性が高まったことは、消費者や食品産業にとって良いことであると言えるでしょう。本コラムでは、オーガニック食品とは何か、その重要性や身体への影響はどんなものか、食品産業とどのように関連しているかについてご紹介したいと思います。
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食品用素材
食品産業において、または日常におかれても「食品用」や「食品安全」という言葉を耳にされたことがあることでしょう。この二つの言葉は似ていますが、以下の通り異なる意味があります。「食品用」というのは食品に直接的に触れることに適している素材であることを意味し、一方で「食品安全」というのは食品用素材及びその商品が使用に適しており食品の安全性に危険を発生させないことを意味します。
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ハイパースペクトルイメージング技術
食肉の柔らかさは動物の種類や種、年齢、肉の脂肪量、飼育状態、DFDまたはPSEを発生させる可能性のある屠畜前のストレス状態などにより異なります。