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Jul 10 2023

Propak event 2023

            ITO(THAILAND)LTD.では、New Era of Smarter Food Hygieneのイベントコンセプトの下、食品産業のための革新商品を展示し、日本の最新テクノロジーを紹介。食品工場の安全性と清潔さ基準向上、製造効率向上、長期的なコストダウン、危害低減、そしてより高い作業者の安全を目指すもので、カーボンフットプリント(CFP)低減と環境保全にも対応するテクノロジーとなっています。

新時代の食品工場の衛生学

            製造における清潔さと安全性は、食品産業の要となっています。汚染の主な原因の一つには、従業員を媒介とする食品への汚染があり、身体に付着した埃や髪の毛、異物等によるものですが、このように従業員に付着してくる汚染を除去することが必要です。

            旧来の使い捨てシートタイプの粘着ローラーやステップマットについては、埃除去の新しい素材として、繰り返し使うことのできる清掃用ウレタンジェルを提唱しています。これにより、シート使い捨てによるゴミの量を低減でき、長期的な経費削減となり、組織の環境保全方針にも対応することができます。様々な形状・デザインがあり、身体の埃を除去するローラータイプ(Body roller)は、従来の粘着ローラーに近く、従業員が使い慣れているので今すぐ代替が可能です。ステップマットタイプ(Step mat)のものは、リスクのある場所の埃除去、たとえば製造ライン出入口の靴や台車のタイヤの埃除去、更衣室の従業員の髪の毛取り、エアシャワーに設置して床の重い粉塵を取る時などに適しています。エアシャワー壁の軽い粉塵を除去するダストキャッチャー(Dust catcher)、通常、粘着ローラーでは自分で取りにくい背中の埃を除去する特殊なデザインの背面マット(Haimen mat)もあります。

産業用電子機器

            ITO(THAILANDでは、食品産業及びその他の産業のための電気機器も紹介しました。これらは一般の220Vの電気プラグに対応しているので、すぐに使えるものです。たとえば、埃や髪の毛を除去するダストクリーナー(Dust cleaner)は、真空吸引により従業員に付着した異物を取ることができ、タイマー設定とカウンターの機能付きとなっています。長靴洗浄装置(Boot cleaner)は、自動方式で製造ラインに入る長靴や安全靴、スニーカーの底を洗浄、センサーで検知する方式で、水洗浄と乾式洗浄が可能です。従業員に付着した汚れをブローするエアシャワー(Air shower)は、お客様各人のニーズに応じた設計・製造が可能(寸法、奥行き、材質、風圧、使用する従業員数など)。レーザークリーナー(laser cleaner)は、レーザーの光エネルギーにより有機物を燃焼させるもので、菓子型、網、コンベアなど入り組んだ表面を自在に清掃できます。窒素ガスジェネレーターや液体窒素ジェネレーターは、空気中の窒素を蒸留してすぐに産業用の窒素を発生させられるので、窒素運搬時の問題を抑え、燃料使用を低減することができます。外部からの汚染を防止する高速シートシャッター(Speed shutter door)は、著作権取得済みの色による防虫シート、冷蔵室用などのオプションあり。産業用のウルトラファインバブル(Ultrafine bubble)製造技術は、ポンプと併せて特別に設計されたパイプでナノ単位の泡を水中に発生させるもので、様々な用途に使うことができ、野菜や果物の殺虫剤洗浄では普通の水の3倍のスピードで効率アップができます(試験所での試験結果による)。また、製造原材料や製造ラインの洗浄に使用すれば化学物質や洗剤の量を低減でき、排水中の残さや汚れが低減できるだけでなく、水産業における酸素補給や汚水処理にも役立つ技術となっています。

食品産業向けAI技術

            産業におけるAI技術(AI technology)の役割も増してきていますが、今回のイベントでは食品産業へのAI導入例を2つ紹介しました。1つ目は、動きを検知するカメラとAI技術を融合させたもので、製造従業員の手洗い監視を行うものです(AI- hand washing monitoring)。リアルタイム方式で手洗いの動作が分析・表示され、従業員に正しい手洗いをさせるので、安全な食品のための組織の文化を推進できます。2つ目は、アイトラッキング(Eye-tracking system)ですが、モニタなどどんな物にも触れることなく、条件の読み取り、司令、商品の妥当性検査など様々に使用できるので、最高水準の汚染防止とすることができます。

ロボットと自動化

            ロボットと自動化も食品産業での役割を増しており、製造効率を高め、作業者不足の問題を低減するだけでなく、超高温・超低温、危険な化学物質を扱うなど危険な場所での作業のリスクを低減するものとなっています。今年は、最新のイノベーションとしてCOBOPALというロボットを紹介しました。人が近づくとセンサーで検知し、作業を中断したりストップしたりするので、安全に人と共同作業をすることができます。また、最大30キログラムの荷重に対応しています。

            Propak event 2023では、このイベントだけの特別プロモーションをご提供しています。2023年7月中に製品をご注文頂いた場合は、イベント価格を適用させて頂きます。